串揚げと串カツ、これらのメニューの違いをご存じでしょうか。串に具材を通し、油で揚げるメニューということは知っていても、両者の違いは曖昧なものとなっています。似かよったメニューであることに変わりはなく、どちらも人気があることは間違いありません。
今回紹介するのは、これらのメニューの違いについてです。串揚げと串カツの違いについて、細かい項目別に紹介します。これまで知らなかった串揚げと串カツの世界を知ることができ、食事をする際に意識するとよりおいしく感じられるのではないでしょうか。
串揚げと串カツの違い
串揚げと串カツは、外食でも自宅でも楽しめるメニューとなっています。串に通しているだけで、箸を使わずに食べることができ、揚げたてを食べるワクワク感があります。また、同じ具材であっても、油で揚げただけのものと、串に刺したものがあれば、後者の方が写真映えすることは間違いないでしょう。両者の違いを項目別に見ていくことにします。
具材が違う
串揚げと串カツでは、そもそも具材が違います。串揚げは明確な具材の指定がないため、肉・魚・野菜などあらゆる種類の具材が使われています。チーズやフルーツなどを串揚げメニューに掲げているお店もあるくらいです。このように、串揚げは、独自のメニューもあり、バリエーションがかなり豊富な印象です。串揚げの場合は、固定された具材というものがあるわけではないと言えるでしょう。思わぬメニューを串揚げにしたらおいしかったということも充分にあり得ます。
一方、串カツの場合は「肉」に限定されている場合が多く、野菜を入れるときは玉ねぎが使われることがほとんどです。肉も豚肉を3~4㎝角に切ったものが多く、トンカツを作る要領でパン粉をまぶして揚げたものを言います。
地域によっては、串カツと串揚げの境界線がほとんど見られないこともあるようです。近畿地方では、串揚げを串カツと言うことも多く、串カツ店では串揚げも串カツも食べられます。
串揚げと串カツを具材の違いから考えると、串揚げは幅広い具材で、一つひとつが軽く食べられる印象がありますが、串カツは肉メインでトンカツとほぼ変わらないので、たくさん食べられるものではなく、お腹にもたまりやすいと言えるでしょう。
ソースが違う
串揚げと串カツはソースが違います。串揚げの場合は、ソースでも食べますが、塩やレモンを絞ったものなど、それぞれのお店のこだわりのタレ、醤油などで食べられます。具材によって、このソースがおすすめというものがあります。お店で食べるときは、ソースや塩などが各自小皿などに用意されているのが一般的です。
一方、串カツの場合は、ウスターソースで食べることが多く、お店によっては、テーブルに置かれたウスターソースがあり、二度付けを禁止している店もあります。
お店で使われている串カツソースの味は人気があり、複数の食品会社から発売されています。人気の串カツ店で出されるソースも手軽に購入できるので、自宅でお店の味を楽しむことができるでしょう。
使用するパン粉が違う
明確な線引きはありませんが、串揚げの場合は目の細かいパン粉を使うのが一般的です。一つひとつの具材がそう大きくないことと、ボリュームが求められることはないことが理由です。串揚げの場合、たくさんの本数を食べることが多いので、目の細かいパン粉の方がお腹にたまりにくいことも理由と言えるでしょう。
また、溶き卵にくぐらせるかわりに、バッター液と呼ばれる水溶き小麦粉と卵液をあえたものが使われます。店によっては、業務用に配合されたバッター粉と呼ばれるものを水で溶いて使用しています。
串カツの場合は、使用するパン粉は目の細かいものを使う店もあれば、粗いものを使う店もあります。目の粗いパン粉を使う場合は、食感を楽しむことができますが、油を吸ってしまうのでお腹にたまりやすくなるでしょう。
よく食べられている地域の違い
串揚げは全国的に食べられています。特定の地域に限定した料理ではなく、家庭で作られることも多いようです。一方、串カツは発祥の地が大阪とされており、現在でも串カツ店が多く立ち並んでいます。大阪のソウルフードと言ってもいいくらいです。
価格帯の違い
串揚げは価格帯が様々です。食べ放題の店もあれば、高級串揚げ店も多数存在しています。隠れ家的なお店や、夜景を楽しめるようなお店、地価の高い場所にあるお店などもあります。
一方、串カツ店のお値段は手頃な価格となっています。高級店というよりも、庶民的で気軽に入れる店という印象が強いのです。
まとめ
串揚げと串カツの違いは、具材の違いとソースの違いと言えるでしょう。地域によっては、串揚げそのものを串カツと言うところもあるため、全国的に統一されたものでは無いと言えます。
「串揚げ えん」は、立川市にある昭和レトロな雰囲気が味わえるお店です。素材にこだわった串揚げメニューやお酒を楽しんでいただき、おひとりさまから宴会は最大31名までご利用いただけますので、ぜひお気軽にご利用ください。またオリジナル調味料もご用意しております。お求めは店舗やこちらのサイトよりお気軽にどうぞ。